「座繰錐(ざぐりきり)(板錐(いたぎり))の外径修正」でお困りごとを解決!
遅ればせながら、平成29年明けましておめでとうございます。今年も大府精巧は元気に営業しております!
お客様の刃物に関する「お困りごと」を解決する会社として頑張ってまいりますので、今年もよろしくお願い致します!
さて、久々のブログ更新となってしまいましたが、127回目のブログ、
年末にあったお客様のお役に立てた出来事をご紹介・・・
とあるお客様から、「外径36.2mmの座繰錐が欲しいんだけど」というご相談。
「いつご必要ですか?」とお伺いすると、「2~3日中に欲しい」という話!
お客様いわく、急な仕事が入ったのだが、その数がかなりの加工量になるので、
お手元にある刃物を工夫して加工するのでは間に合わないということでした。
その場で刃物メーカーのカタログを数社確認。やはり、「36.2mm」という中途半端な外径の座繰錐はありませんでした。
通常、このような「中途半端な」寸法のものは、「受注生産」という形でメーカーにお願いしています。その際には、急いでも1週間から10日間はかかってしまいます。しかし、今回の場合は、そのような時間はありません。
その旨伝えると、「何とかならないか?」と・・・・
そこで、こちらから、「もし、規格在庫品で外径37mmの座繰錐がメーカーにあれば、それを大府精巧で外径修正研磨をして36.2mmにできるかもしれません。在庫を確認して、現場に修正作業がすぐにできるかどうかを確認してご連絡します」と、お伝えしていったん電話を切りました。
そこで、名古屋の座繰錐を販売している刃物メーカー数社に問い合わせたところ、37mmの座繰り錐があるとのこと!
また、現場に作業可能か確認したところ、「片側を0.4mm落とすことになるが、おそらく、台金部分(本体部分)まで削らないと思うからできると思う」とのこと。
お客様に「在庫の刃物はあります。外径修正も可能です。その代り、外径修正の代金をいただきますが・・・」とお伝えすると、「費用は少しかかっても構わないからやってほしい」とのことで、
刃物を調達、すぐに外径修正作業と仕上げ研磨を行い、作業が完了!お客様に直接お届けさせて頂きました。
その場でテスト切削をしていただき、寸法と仕上がりを確認。
加工部分にパーツを入れてもらい、問題ないことを確認していただきました。
刃物調達に一日、修正作業に一日、そして作業完了後、近くのお客様でしたので直接お届けに一日。3日間にて対応することができました!
何とかお客様のご要望にお応えすることができました。
今回は、たまたま、近くの刃物メーカーに該当寸法の規格在庫品があったことが大きかったのですが、それでも、すぐに対応することができました。
このように、お手元の座繰り錐の外径を「小さくしたい」ということであれば、刃物の状況によりますが、対応可能な場合はございます。
(ちなみに外径の小さいものを大きくすることはできません・・・ご了承ください)
お気軽にご相談ください!
それでは、久しぶりに、
即断! 即決! 即実行!
「やるなら 『今』 しかねえ!