大府精巧設備のご案内<その5>
いつもブログを見ていただき、ありがとうございます。では、4月19日火曜日、107日目 のブログです!
時々お伝えしている「設備のご案内」、今日は投影機のご紹介です。
以前に、「非接触式三次元測定器」をご紹介しましたが、大府精巧の測定作業で一番重宝しているのはこちらの「投影機」になります。一応、5ミクロンの精度までは測定することが可能です。レンズの倍率を上げれば、かなり細かい刃先の仕上がり状況(チッピング)を検査することも可能です。
測定機器の大手メーカーの「ミツトヨ」製になります。年式を調べようと資産台帳を改めて確認すると、平成10年1月導入!導入から18年を経過していますが、それでも、刃先の状態を調べたり、写真のように、組み合わせて使う刃物の組み合わせの状態を確認したりと、これまた大府精巧には「無くてはならない」測定器です。
ところで、会社に入った新人さんがこの投影機を使いこなすことができるようになると、仕事の上では「第一関門突破」です。それは、これを使いこなせるようになると、仕事の幅が一気に広がるからです。カッターやルーターだけでなく、平刃や特殊形状の刃物も、この投影機で形状や角度を確認しながら作業できるようになると、それだけで「付加価値の高い」仕事ができるようになるからです。しかしながら、測定の際に、どんな治具を使うとか、どの部分を計測・確認するかなどは、とにかく「触って覚える」ことが重要で、社員にはドンドンいろいろなものを測定して欲しいと思っています。
しかしながら、この投影機、実は現在は事務所の中にあります・・・。お客様がいたりすると、なかなか測定することをためらうこともあります。
が!、今回の第二工場稼動の際には、念願の「測定・検査室」を作ることになっていますので、この投影機だけでなく、三次元測定器や顕微鏡などを一箇所に集約して、効率的な測定・検査作業ができるようになると思います!測定技術が向上すれば、それに比例して作業技術も向上します。以前、ヨーロッパの刃物メーカーの日本代理店の方に言われたことがあります。「精度の細かい仕事をするためには、精度の細かい、精度の高い、レベルの高い測定器が必要です。しかし、逆にいうと、いい測定器があれば、研磨作業する機械が古くても、何とかなるものです」と。
「いい仕事をするためには、いい測定から!」というかんじでしょうか。
自分が入社する遥か前からの投影機ではありますが、これからも「第一線」で活躍してくれると思います!
総会では役割を頂いているので、間違えないようにしないと・・・緊張してます(笑)
では、明日も
即断! 即決! 即実行!
「やるなら 『今』 しかねえ!」