刃物を大事に使っていただきました!
いつもブログを見ていただき、ありがとうございます。本格的な年度初めの週になった今日ですが、高速道路の集中工事があったりと、何かと気ぜわしい月曜日となりました。雨もあがって、明日から気温も一気に上がるような予報ですね。長袖の営業服が暑く感じるかも知れません・・・では4月4日月曜日、92日目のブログです!
1月9日のブログで少しお話した「硬い樹脂の粉砕をする粉砕刃」ですが、当社で製作させていただいたものを納品させて頂きました。この粉砕刃、使用状況等を検討して、超硬合金の硬度を念頭に超硬合金の材質をこちらで提案させて頂き製作したものです。
そのお客様から再研磨のご依頼を頂いたので使用済みの粉砕刃を取りにお伺いしました。
会社に持ち帰り、刃先を含めた刃物の状況を見させて頂き、「ホッと」しました。
まずは、お客様が無理をされずに丁寧にご使用いただいたこと、もうひとつは、一番懸念していた「刃カケ」が無かったことでした。
お客様のお話ですと、「少し生産効率が落ちてきたようだったので、刃物を交換しました」とのこと。これも1月4日のブログで紹介させて頂きましたが、「腹八分」の使用を守っていただいたことの証です。超硬の刃先とはいえ、無理をして使用すれば当然磨耗も大きくなりますが、今回お預かりした刃先はそれほどの磨耗が無く、研磨量としてはかなり少なくて済む状況です。この使い方をしていただければ、刃物の寿命(研磨回数)もかなり伸びるのではないかと思います。
何よりも、ご提案させて頂いた超硬合金の材質が「ひとまず問題なかったこと」です。「お客様の刃物の使用状況などをしっかり把握してそれを製品に反映させる」ことができたのは本当に製造業としてはうれしい限りです。
お客様の使用状況を把握できれば、こちらもそれにあった提案が可能になります。これは、「エンドユーザー様」と直接お取引ができるときに限った、お互いにとっての「利点」になります。今後も、できればドンドンお客様が実際に刃物を使用している現場にお邪魔して、大府精巧が47年にわたって培ったものをお客様にご提供できればと思っています。お気軽にご相談下さい!
では、明日も
即断! 即決! 即実行!
「やるなら 『今』 しかねえ!」