チップソーの保管、寝せていませんか?
おはようございます。ブログ担当の山口です。早速、3月9日、68日目のブログです!
今日は刃物の保管方法、チップソーの保管方法についてです。
「箱で保管してください!」というのは、以前のブログで紹介しましたが、チップソーに関しては、その保管方法も刃物の精度を守るためには大切になります。
ズバリ、「寝かせずに立てて置いてください!」ということです。
これは、「チップソーに歪(ひずみ・ゆがみ)を出さないため」の対策です。
まず、寝かせて置いておく事で、チップソーそのものの重さでチップソーに歪が出やすくなります。
長い金属の丸棒、あるいは、薄い鉄板などを想像してください。横にすると、「たわむ」状態になるとおもいます。それと同じです。
チップソーも同じような現象が少なからず起こります。そんな状態をなるべくなくしてやる、つまり、立てて保管することでで、チップソーが歪んでしまうことを極力防いでやるのです。これが、チップソーが大きければ大きいほど、その影響は出やすくなります。大きなチップソーを立てて保管するのは大変かもしれませんが、大きなチップソーは、大きいというだけで精度が出にくくなっています。その上、歪が発生してしまうとより精度の高い作業ができなくなります。
さらに、重ねて横に保管すると、チップソーそのものの重さだけでなく、上にのっているチップソーの重さも、一番下のチップソーにかかってしまい、よりゆがみが出やすくなってしまいます。この点からも、チップソーは立てて保管しておくのがいいのです。
箱に入れずに、刃がむき出しのまま保管している状況は、危険だけでなく、刃先を傷める原因になりますのでやめましょう!
取り扱いの観点からも、「立てていると刃物が取りやすくなる」などの良い点ばかりです。一度、保管方法を見直してみてはいかがでしょうか。
(参考・引用資料 全国機械用刃物研磨工業協同組合青年部会 作成 「こうすれば儲かる!? 刃物取り扱いの基礎のキソ」(青年部会内研修資料))
では、今日は昨日に比べるとかなり気温が低くなりそうです。体調管理もしっかりと、今日は「南へ北へ」と走り回ります!
即断! 即決! 即実行!
「やるなら 『今』 しかねえ!」