バンドソーの「張りすぎ」にはご注意を
こんにちは。ブログ担当の山口です。
朝からばたばたで、更新がこんな時間になってしまいました。
やはり、「先手先手」が大事ですね。では、52日目のブログです!
大府精巧では、バンドソーと呼ばれる、帯状になった鋸も再研磨・新品ともに取り扱っています。
先日、取り次ぎをして頂いている金物屋さんから、「お客様が樹脂を切っているのだが、バンドソーが加工途中に頻繁に切れてしまうけど何とかならないか?」というご相談。
とある大手電動工具メーカーさんの純正規格品のバンドソーを使われていて、
まずは木工用のバンドソーの刃を使用してうまくいかなかったので、樹脂用を手配されて使用したのですが、これもうまくいかず・・・とのこと。
ご相談を受けて、バンドソーの刃の数や厚み、幅などをいろいろと考えたのですが、
まずお客様に伝えて欲しいこととしてお願いした二点。
・「切れなくなったと思ったら、すぐにバンドソーを交換して、無理に切ろうとしないで」
あと、
・「バンドソーをセットするときに、張り過ぎないようにしてください」
ということでした。
直接現場に立ち会ったわけではないので、あくまで推測だったのですが、
ゴムでも糸でも、張りすぎでしまうと切れてしまうことはよくあることで、バンドソーもまたしかりです。
このバンドソーのセッティングもなかなか難しく、作業に慣れていない方だと、どうしても張り過ぎてしまう傾向があります。
「ゆるすぎると機械から外れてしまい、張りすぎると切れやすくなる」というもので、やはり経験しないとうまくいかないとのことです。
気持ちもバンドソーも「張りすぎる」と切れやすいので注意ですね。
その後、お客様から経過をお伺いしていないのですが、
もし、張りすぎが原因でないとすると、今度は機械そのものの状態(ベアリングの磨耗やガタ、ローラー部分の磨耗、ガイドのすき間の調整具合など)を確認しなければなりません。
ひとつひとつ、簡単にチェックできることから原因を「潰す」ことが不具合改善の早道です。
では、今日の残りも明日からも先手先手で頑張ります!
即断! 即決! 即実行!
「やるなら 『今』 しかねえ!」