チップソーの「フレ」の原因・・・ゴミが噛んでいませんか?
おはようございます。ブログ担当の山口です。
名古屋は今日も寒い朝を迎えていますが、皆さんのところはいかがでしょうか。
寒さに負けず、早速48日目のブログで一日スタートです!
木工用機械刃物の代表格といえば、やはり「チップソー」になります。
再研磨部門の取り扱い数量で一番多いものが、やはりチップソーになります。
先日は、装着の穴の変形について書かせていただきましたが、穴の変形のほかに、
チップソーが「フレ」る、つまり、加工において重要な、「(外径精度を含めた)精度が出ないこと」で加工に不具合を生じる原因が数多くあります。
その原因のひとつに「ゴミ」があります。
それは、チップソーを装着する際に、フランジ部分にゴミを噛ませてしまうと、ゴミによって、本体側のフランジ部分とチップソーに、あるいは「まんじゅう」(ロックナット側のチップソーを丸い押え)側に「微妙なすき間」ができ、それが原因となってチップソーが振れてしまうというものです。
お客様からお預かりするチップソーの中に、フランジ部分に明らかにゴミが硬くこびりついている状態のものがあります。
その際には、「フランジ部分のゴミをしっかり掃除してから取り付けてくださいね」とお願いしています。
このフランジ部分はとても重要で、少しの傷(名前を削りこんだだけの凹凸も影響する場合があります)でも振れの原因になります。
また、まんじゅう(押え側)をハンマーでたたいたり、落としたりすることで、まんじゅうそのものがゆがんでしまったり、押える側にキズが入ってしまっても同様に「フレ」の原因になります。
このように、ほんの些細なことでも加工に影響が出てしまうのがチップソーです。
いつも使用しているチップソーだからこそ、丁寧に使用することで、より精度の高い作業ができるのではないのでしょうか。
(参考・引用資料 全国機械用刃物研磨工業協同組合青年部会 作成 「こうすれば儲かる!? 刃物取り扱いの基礎のキソ」(青年部会内研修資料))
では、今日も一日頑張ります!
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「やるなら 『今』 しかねえ!」